柳 勝司 著（名城大学法学部教授）

Ａ５・上製・216頁
定価（本体3,400円＋税）

ISBN 978-4-7823-0607-9

[内容]

受任者には、委託されたことを履行する義務（履行義務）とは異なる「忠実義務」というものがある。
「忠実義務」について理論的に研究するだけでなく、取引社会において「受任者（代理人）の忠実義務」という考え方が必要であると主張した論文集。

[目次]

序 章　受任者の忠実義務とは
第1章　受任者の忠実義務
第2章　代理権濫用理論と代理人（受任者）の忠実義務違反
第3章　受任者の忠実義務理論の適用
第4章　登記代理委託事務における忠実義務違反の事例の検討
第5章　代弁済請求権と受任者の忠実義務