キャリアアップ国語表現法[二十六訂版]

2026年3月刊行予定

 

丸山顯德 編著

 

B5・並製・160頁
定価(本体1,700円+税)

ISBN 978-4-7823-0630-7

 

 

[内容]

「楽しく」「使いやすく」「力がつく」国語表現テキストのスタンダード。
総合的な「コミュニケーション能力」の獲得を目的とする四部編成(文字表現・文章作成・文章実践・口語表現)とし、各課では解説・基本問題・応用問題の三段階構成。昨今、不足しがちな、実際に書く作業を通し、着実に実力をアップ。
テレビCMやエントリーシートなど、時代に対応した身近な素材を豊富に取り入れ、多彩なコラムも収録。ICT・メディアリテラシーをも視野に、「感じ」「考え」「表現す」る力を身につけることを目指し、一生を通じて役に立つ国語力を養成する。
解答欄も備え、提出用のミシン目、ファイリング用の穴入り。

 

[目次]

1 ■ 文字表現編
 第1課 漢字習得の近道
 第2課 同音異義語
 第3課 同訓異義語
 第4課 音訓と熟語
 第5課 熟語の構造
 第6課 四字熟語
 第7課 仮名遣いと送り仮名

2 ■ 文章作成編
 第8課 文のしくみ
 第9課 文章構成
 第10課 文章の要約
 第11課 レトリック
 第12課 慣用表現の誤用
 第13課 原稿用紙の使い方

3 ■ 文章実践編
 第14課 手紙と葉書①
 第15課 手紙と葉書②
 第16課 日誌
 第17課 履歴書
 第18課 エントリーシート
 第19課 ビジネス文書
 第20課 案内状
 第21課 レポート・小論文
 第22課 論説文と批評文
 第23課 生成AIを活用した文章作成

4 ■ 口語表現編
 第24課 待遇表現①
 第25課 待遇表現②
 第26課 接客・電話・SNS
 第27課 ディベート
 第28課 ダイアローグ(対話)
 第29課 プレゼンテーション
 第30課 面接の作戦・自己アピール

 
 《コラム》
  平仮名・片仮名の字形・字体
  「専」の右肩には点がつかない!?
  字形と字体
  呉音・漢音・唐音
  改定常用漢字表
  漢字の六書
  和製漢語
  知っているようで知らなかったこんな言葉-「自由自在」
  文章・レポートの作成-楽じゃないフルコース
  仕事のホウ・レン・ソウ
  書き言葉に不適当な表現
  目で殺すって犯罪?
  「泥棒の極意」
  添え状
  郵便知識も社会常識
  @マーク
  生成AI利用時の注意点
  教科書で習えない心の世界
  インターネット上の「文責」
  のし袋の常識
  先行研究や様々な意見の集め方
  Ⓒマークと著作権
  国際化時代の対話
  言葉と身だしなみ
  メールのマナー
  超婉曲表現-京都に学ぶ借金の断り方
  電話の応対とメモの習慣
  言葉と音声
  平常心の実践

 

 

【第23課 生成AIを活用した文章作成】
(基本問題)文章データ
「銀行員と顧客のトラブルの事例」

 

<事例1>銀行の営業で、部下のちょっとした作業手順の不手際で顧客とトラブルになった事例
 銀行の店内で、硬貨を計量している新入行員の作業を目撃した顧客から、そのやり方がまどろっこしいとクレームを申し入れられた。
 相手は自分の考え方に一点の曇りもないと考える正義感の強い方。銀行の立場からすると、新入行員の作業のやり方のまずさはあったにしても、顧客に対して負うべき何らの責任もないと考えられるケースであり、相手方は精神的な不愉快さはあったにしても、金銭的な損失は発生せず、完全な言いがかりのトラブルの事例である。2~3日後、相手方はまず上司である支店長が行員の指導・教育をどのようにしているのかを文書で回答せよとの手紙を送ってくる。このような事態を踏まえ、すぐに相手先の自宅を訪問するが会ってもらえない。その後、何度訪問しても一切会わず、あくまでも手紙で回答せよとの一点張り。
 やむを得ず、手紙で部下の事務手順や銀行の指導に非の無いことの説明を文書でしたためるが、差出人に支店長の名前がないとの事で郵便受け取りを拒否して返送される。
 後日、改めて相手方から支店長あてに現在に至った経緯や部下の指導・教育方針を回答せよとの手紙が送達される。この手紙が送達されるまでの日々、毎日相手方の自宅を訪問するが一切会わず、インターホン越しにも話ができず、ストーカー呼ばわりされ、警察に訴えるという手紙が送達される。銀行側としては、教育方針の考え方を文書で回答すると、後に残る事もあり、変な言いがかりの材料も与えることになるので、文書で回答出来ないという手紙を、担当者の個人名を明記して返送。
 担当者は銀行の本部に呼ばれ、これまでの経緯などの事情を説明する。本部からは、支店でなんとかうまく処理するよう要請される。支店としては、地縁、人縁を辿って相手方と接触する方策を探るが、これといった方策が見当たらず、八方塞がりの状態となっていた。
 その後、相手方は銀行に手紙を出しても、これといった反応が無いので、銀行の監督官庁である近畿財務局に対しても同様の内容の手紙を送達。
 財務局からは銀行本部に事情説明を求められたが、財務局も動きようがなく静観。このような状況の中で、相手方は、朝日新聞やその他の大手新聞社に銀行の部下の教育方針や顧客対応のまずさについて手紙を送達したようだが、新聞社も取り合わず、静観した状況が続いた。
 どうしようもない状況の中で、トラブル発生から半年以上たった。たまたま偶然にも、駅構内で相手方と遭遇。私の方から、いろいろご迷惑おかけいたしておりますと頭を下げると、相手方はニッコリ笑ってことが解決した。

 

<事例2>夫婦のトラブルに巻き込まれたトラブルの事例
 私は銀行の得意先係として積み立ての集金のため、毎月顧客の家庭を訪問していた。年2回のボーナスを預けて戴くことが主な訪問目的。夫のボーナス時に集金に伺ったが、妻が、今回は電化製品等の購入予定があり、預け入れが出来ないという回答だった。一般家庭ではボーナスが出ても預金できないケースが多々あり、やむを得ないので、そのまま何のアクションも起こさなかった。
 それから1か月ほど後に、相手方の夫が突然営業所に来店される。その時は、上司とともに対応したが、相手方が預けたと主張する日に口座に入金されていない。私は、ボーナスの預け入れのお願いに訪問したが、電化製品等の購入の入用があり、ボーナス預け入れ出来ないという回答があった旨を説明。当日の銀行発行の預け入れ明細にも一切記載されていない。このような状況を相手方の夫に説明したが、相手方は納得せずに不信を募らせ、当行との取引を一切やめると一方的に言って出ていかれる。預けた、預かっていないの水掛け論の中で何日か過ぎた。
 数日後、再度相手方の夫が来店される。妻に対していろいろ問いただした結果、実は妻が夫に内緒で友人にボーナスのお金を貸していて、夫からボーナスをどうしたのか聞かれた時、安易に銀行員に手渡したとその場で言い逃れをしたことが判明したとのことで、これで問題はいっぺんに解決したのだった。

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