社会保障法入門―生活保障の原理で学ぶ
山田 晋 著(広島修道大学法学部教授)
A5判・並製・162頁
定価(本体2,300円+税)
ISBN978-4-7823-0627-7
[内容]
社会保障の概念は拡散化の傾向にあり、「闇鍋」状態である。
こんにちの通説となっている「給付別体系論」では社会保障給付の性質に基づいて体系を組み立て、社会保障給付は要保障事故によって規定される。
本書は、「給付別体系論」で組み立てた社会保障法の入門書。まず社会が支援すべきと認識した要保障事故の性質とその支援の原理を確認し、その原理が実現できる「あるべき社会保障給付」を考える。そののちに実定法を概観する。
[目次]
◎ 第Ⅰ部 原 論
第1章 社会保障法学へのアプローチ
第2章 社会保障の本質とは何なのか
第3章 社会保障法給付の原理
第4章 社会保障の行財政
◎ 第Ⅱ部 総 論
第5章 社会保障の歴史と社会保障法学の展開
第6章 社会保障の責任論
第7章 わが国の社会保障法制の概要
◎ 第Ⅲ部 各 論
第8章 医療保障制度の概要
第9章 社会福祉法制の概要
第10章 所得保障制度の概要
第11章 労働災害補償
第12章 低所得層の支援と最低生活の保障
社会保障の歴史年表