[内容]
紛争やテロなど、今なお平和への課題とされる国際問題について法学的な視点をベースに様々な分野から考察する。過去の国際的な事例から近年のイラク戦争まで、幅広く取り上げ解説することにより、今何が問題となっているかを分かりやすく提示している。

[目次]
第1章 戦争と博覧会−19世紀アメリカの対日イメージと戦争の影響【畑 智子】
第2章 戦争と平和をめぐる優生思想【小畑 清剛】
第3章 平和と非暴力の文化としてのスポーツ【森 敏生】
第4章 日系アメリカ人の強制退去−コレマツ判決再考−【石田 裕敏】
第5章 合衆国における「緊急事態」下での憲法実践
        −USA PATRIOT Act の制定を契機として【大日方 信春】
第6章 コスタリカ憲法と平和【吉田 稔】
第7章 テロと刑法−ドイツ刑法第129条aをめぐる議論を素材として【松生 光正】
第8章 ドイツ航空安全法と正当防衛・緊急避難規定との関係について【森永 真綱】
第9章 国際連合と国際平和−ポスト冷戦時代との係わりで【家 正治】
第10章 中東のなかのイラク戦争【渡辺 正志】
第11章 国連反テロリズム委員会の組織と課題【末吉 洋文】
第12章 武力紛争と人権
        −武力紛争と公正な裁判を受ける権利の保障:国際人権法からのアプローチ 【戸田 五郎】
姫路獨協大学「戦争と平和」研究会 編

畑 智子・小畑清剛・森 敏生・石田裕敏・大日方信春・
吉田 稔・松生光正・森永真綱・家 正治・渡辺正志・
末吉洋文・戸田五郎 著

A5・上製・264頁
定価4,200円〔税込D〕(本体価格4,000円)

ISBN4-7823-0453-6

戦争と平和を考える