[内容]
現代インド・タミルナードを代表する作家の長編小説。今世紀初頭まで、インドには娘を神に捧げて踊り子とするデーワダーシ制度があった。現在では法律で禁じられたこの制度から、自力で抜け出して人間の尊厳と愛を求めた、実在の女性をモデルにした物語である。
ラ−ジャム・クリシュナン 著
本田 史子 訳

四六・並製・336頁
定価2,940円〔税込D〕(本体価格2,800円)

ISBN4-7823-0301-7

人間の花粉
−ある歌姫の一生−